浄化槽を設置するには?
設置を希望される方は、組合に申請書を提出(指定工事店が代行)していただければ、組合と組合指定の工事店で書類等の作成・提出などの諸手続きを行います。
詳しくは、パンフレットをご覧下さい。
浄化槽指定工事店(PDF)
浄化槽の使い方
浄化槽は、普段の維持管理が大切です。正しい使用と保守点検、清掃等を定期的に行い、次の事項を守って、適切に浄化槽を使用しましょう。
ト イ レ
◎トイレの洗浄水は充分に流す!
流す際の水量が少なすぎると、管が詰まる原因にもなります。
◎トイレ用洗剤は少量で!
トイレ用洗剤やタンクの洗浄剤は、市販の物はたいてい問題ありません。特に汚れがひどい場合のみ、中性の洗剤を使用し、必要以上に使わないようにしましょう。
◎トイレットペーパー以外は使用しないで!
水に溶けにくい物(ティッシュペーパー・新聞紙・生理用品・便座敷シート・赤ちゃんのおしり拭きなど)は、絶対に流さないでください。排水管が詰まったり、汚泥の貯まる原因となります。
お 風 呂
◎カビ除去剤は多くの水で流す!
お風呂場のタイル等を洗う時に使用するカビ取り剤や浴槽等の洗浄剤は適量を使用し、多めの水で流すようにしてください。
◎イオウ成分は入れないで!
お風呂の入浴剤は、市販の物はたいてい問題ありませんが、イオウ成分の含まれている物は使用しないでください。浄化槽の微生物が正常に働かなくなる場合があります。
台 所
◎天ぷら油は絶対に流さないで!
浄化槽にとって、天ぷら油(油)は天敵です。浄化槽の微生物が死んでしまい、適切な処理が出来なくなります。
◎野菜くず生ゴミなどは流さないで!
浄化槽本来の処理能力に対応できず、汚泥が短い期間に貯まり、悪臭が発生したり、清掃の間隔を狭めてしまいます。
洗 濯
◎洗剤は無リン洗剤を!
市販されている最近の洗濯洗剤は、ほとんどが無リンとなっています。
浄化槽は、リンの除去は難しくなっていますので、有リン洗剤は使用しないでください。
そ の 他
◎ブロワ(送風機)の電源は切らないで!
浄化槽の微生物が酸欠で死んでしまいます。
◎殺虫剤などは流さないで!
農薬や殺虫剤等が浄化槽に入ると、浄化槽の微生物が死んでしまい、悪臭が発生したり、適切な処理が出来なくなります。
◎浄化槽上部マンホールやブロワ(送風機)の上に物を置かないでください。
維持管理に支障をきたしてしまいます。また、マンホール蓋の上には車のタイヤは載せないでください。割れる場合があります。マンホール蓋は必ず閉めておいてください。
法定検査
◎浄化槽法で定められている検査で、浄化槽の保守点検や清掃が適正に実施され、浄化槽の働きが正常に維持され、水質等に問題がないかを指定検査機関が検査します。設置後に実施する7条検査(検査料は組合が負担)と、1年に一度、定期的に実施する11条検査(検査料は組合が負担)があります。
◎法定検査(7条・11条)は、組合が一般社団法人埼玉県浄化槽協会に依頼し実施します。
保守点検
◎1年に4回(3ヶ月に一度)、浄化槽の運転状況や装置の調整、修理、浄化槽内の微生物の働きの点検などを行います。同時に、消毒薬の補充も行います。
◎保守点検業務は、組合が専門業者に委託をして実施します。
清 掃
◎保守点検や法定検査で、浄化槽内に堆積した汚泥が、清掃(汲み取り)の時期になったと確認したときに実施します。清掃(汲み取り)は、通常1年間で1回の実施ですが、保守点検の報告に基づき、組合が清掃(汲み取り)業者に委託し実施します。
※浄化槽の使用状況によっては、汚泥が貯まりやすく、清掃(汲み取り)の間隔が狭まる場合があります。
※浄化槽の使用開始後半年位の間は、腐敗臭などがする場合がありますが、故障ではありません。汚水を浄化してくれる微生物が増殖している段階ですので、しばらくすると臭いが収まります。 また、浄化槽の清掃(汲み取り)をした後も、臭いが発生することがあります。